足底筋膜炎の原因は?治療をする際に注意することは?
2016/09/15
立ち仕事をしていたり、
スポーツをしていると
足の裏に痛みが起こることがあります。
これは脚底筋膜炎といい、
歩行時などの衝撃を和らげる働きがある筋肉が
炎症を起こすことで発症します。
一度発症してしまうと、
きちんと治療しなければ痛みが続いてしまいますし、
悪化すると立ち上がることすら
難しくなってしまいます。
脚底筋膜炎の原因と、
治療と予防について紹介していきます。
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脚底筋膜炎の原因

足の裏には、
つま先と踵の骨を繋ぐ筋肉があります。
この筋肉は足の裏が地面に付いた際の
衝撃を吸収する働きがあるのですが、
扁平足であったり、
足の裏の形が変形しているときちんと
衝撃を吸収できず、
筋肉が炎症を起こしてしまいます。
また、足の裏の形状が問題ない場合でも、
使っている靴や自分の体重などが原因で
炎症を起こす場合があります。
その他にも、慣れていない状態で
ジョギングを行うと発症してしまうことがあります。
脚底筋膜炎の治療

初期の段階ではあまり強い痛みは無く、
安静にするだけで痛みは無くなるのですが、
痛みがある状態でまた負荷をかけてしまうと、
どんどん症状が進行してしまうため、
最終的には足の裏に軽く触れるだけで
強い痛みを感じてしまいます。
そうなると立ち上がることすら
難しくなってしまうため、
手術によって痛みの原因となっている
筋肉を切り離して治療を行います。
ただ、基本的に炎症が原因ですので、
ステロイド注射を行ったり、
超音波を利用して筋肉の炎症を抑えれ
ば痛みは無くなります。
脚底筋膜炎の予防方法
歩く際などの衝撃が強すぎたり
吸収しきれない場合に起こる症状ですので、
靴や中敷きによって足裏に
かかる負荷を抑えると痛みは出にくくなります。
ただ、長年の酷使で骨が変形していたり、
足の裏の形状が衝撃を吸収しにくい形となっている場合には
靴だけで予防するのは難しくなってしまいます。
そのような場合には、
仕事中にマッサージやストレッチを行う他、
帰宅後は足裏の筋肉を温めて
血流を良くして筋肉をほぐしましょう。
まとめ
脚底筋膜炎は初期の段階で原因が
わかればすぐに発症を抑えることができます。
一日休めば痛みが無くなるからといって、
そのまま気にせず放置していると、
だんだん骨格がゆがんできたり、
足裏の筋肉の損傷が大きくなって
治りにくい状態になってしまいます。
違和感がある場合は病院で診察を受け、
原因をしっかり調べて治療と予防を行いましょう。
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